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足立区、災害時のペット同行避難ガイドライン素案を公表し意見募集開始

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足立区は、災害時におけるペットとの避難に関するルールを明確化するため、「足立区ペット同行避難ガイドライン(素案)」を策定し、2025年5月26日から6月25日までの期間、区民からの意見募集(パブリックコメント)を実施しています 。

足立区は10世帯に1世帯は、犬か猫のいずれかを飼育している計算。「人間のことで精一杯。ペットの受け入れまではできない」という声がある現状でも、同行避難における基本的な考え方を避難所運営側、飼い主側ですり合わせておくことは必要だとしています。

このガイドラインは、避難所でのペットの取り扱いルールを明記し、避難所運営業務における基本方針となるもの。策定にあたり、東京都獣医師会足立支部や帝京科学大学アニマルサイエンス学科の専門家の指導を受け、環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」に準じた内容となっています。

ガイドラインでは、避難所には動物が苦手な方やアレルギーのある方もいることから、ペット専用の居場所を確保し、原則として飼い主とは別のスペースで過ごすことが定められています。また、避難所にはペット用品の備蓄がないため、飼い主には日頃から避難用品やペットフードなどの備蓄を求めています。

意見の提出方法は、窓口への持参、郵送、FAX、またはオンライン申請システムを通じて行うことができます。提出された意見は、令和8年1月頃に区のホームページや担当課窓口で公表される予定です。

足立区は、災害時におけるペットとの避難に関するルールを明確化することで、飼い主とペット、そして他の避難者が安心して避難生活を送れる環境の整備を目指しています。

参照:足立区ホームページ

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生きもの暮らし学編集部
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